97/07/11

medicine


 君は
 信じないかも知れないけど
 全部同じカバーに包まれた
 4冊の文庫本から1冊抜き取ると
 それは「ソウル・ミュージック ラバーズ・オンリー」だったんだ

 「読みたいけれど読みたくない」
 「読みたくないけれど読みたい」
 その本は
 とても優しくて
 僕の
 白く、くもの巣のように
 粉を吹いたみたいになってる
 神経のカタマリを
 甘く、痺れさせてくれて
 僕はもう
 どろどろと眠るしかなくなって
 何も考えずに
  何も考えずに
   何も考えずに
    何も考えずに

    「おやすみ」

 「おはよう」

 コレはホントに起こったこと


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